そだてる 暮らす 香港ノート
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自分史


原稿をみたという妹から電話がかかってきた。

「お姉ちゃんの腹とかめがねとかかなりいっぱい載っとるよー」

げっ、まじ?






載ってるというのは掲載されてるということで
原稿というのは、今じいちゃんが製作中の『自分史』の原稿のこと。


こういうの巷のお年寄りの間では流行ってるのかな。
なんでも、自分の一生を振り返り本にしようというもので
原稿を書いて、提出して、それが最終的にはちゃんと製本されるというもの。

もちろん出版して売り出すわけではなく
お世話になった人や、親戚や、子どもや、孫に配るのだとか。
世の中いろんな商売があるものです。


「こういうのはお金じゃないからねぇ、記念やで。」


と話していたということだから
それなりの費用をかけてそれは相当数を印刷し皆々に配り歩くに違いない。


なんと幸せな老後かとつくづくうらやましく思う。

御歳82歳。
人生数々の苦労はあれど、健康な状態で自分の一生を振り返り
それを後を受け継ぐ子孫に配布することができるとは。



うちのじいちゃんは大金持ちでもなければ著名人でも文化人でもないけれど
大正に生まれ、満州の敵地にて戦場を踏み、
命からがら帰還したのち、ばあちゃんと結婚。
男手を戦争で亡くしてしまった今の我が実家の名を親族であった2人が継ぎ
乳牛を飼って生計を営み、よりいい牛を仕入れるために
蝦夷へと単身乗り込む、たしか30代。
のちに実家の牛小屋を改造して金物加工業を請負うようになり、
その工場を拡大して独立したのがたしか50歳の頃。
地方の零細企業ながら一応自分の会社を持った。


私が生まれたのはそんなこんなの後。
おかげでたいした苦労も知らず平和に育ててもらえたと思う。


確かに『自分史』として書き綴れるほど
数々の経験を経て今に至るじいちゃんの人生。

今はそれを女ばかり残った我々の誰に託そうかと悩み多きこととは察するけども
それにしても本当に見習いたい歳のとり方だなぁとつくづく思う。



「子どももできたんやで、お前らもいい加減落ち着いて」
と折を見てはちくちくっと後継者への道を誘導するじいちゃんだけど
「じいちゃんの30代はどうだったのさー」とつい突っ込みたくなる。
きっと冒険心と野心に満ち溢れて乳牛買いに蝦夷まで行ったにちがいないのに。


自分史をいかによいフィナーレで締めくくろうかというじいちゃんの思惑と
まさに自分史の道中半ばを手探りで歩む30代の我らのつんのめり感、
両者そうそう簡単には折り合わず、平行線な日々が流れているという具合。

きっと互いの気持ちがわかりすぎるからだと思うのだけど。


じいちゃんの『自分史』
読みたいような読みたくないような。
まだまだ書き終わらず綴り続けてほしいと思うのが本音です。










* で、話は戻るけれど私の腹とめがね。

どうやら晩年の記録には家族旅行の写真なんかが挿絵として登場するらしく
ワーホリ帰りのてっぷりした腹におしげもなくビキニ着て、
海から上がりたてのもしゃもしゃ頭に水中眼鏡載せたまま嬉しそうにピースしている私
(家族オーストラリア旅行-グレートバリアリーフより抜粋)やら
韓国で買った激安べっこうめがね(ちょっと縁がかけてます)をかけてノーメークな私
(香港招待旅行より抜粋)などがふんだんに掲載されているらしい。


どれが写りがいいとかわるいとか、そういう感覚じいちゃんにはわかんないよね。。。
でも相談しようよ、それは家族の前でしかさらすことのない油断した私の姿。
知ってる人全員に配り歩くような出版物にそれはないさーっ(泣)



そんな私もこんな私もすべて偽りのないじいちゃんの歴史の1ページ。
ありのままの孫の姿として皆様のお手元に配布されそうです。









  c:6   t:0   [others]
「冒険心」は血筋なんですねぇ、suDacHiさん。
一度だけの人生、いろいろ経験した方がお得です。

私は波風立てない平穏無事な方が良いけど…
by: 11月のキロ | 2007.11.13 19:00 | URL | edit
面白そ~v-57ですね^^

自分も書いてみたいです、死ぬ前に(笑)
by: naoki | 2007.11.13 23:43 | URL | edit
いいねー!俺も書いてみようっと。
by: Johnny | 2007.11.14 09:51 | URL | edit
すごいね、おじい様。
ちょっとした大河ドラマができそうな人生。
でも、確かに孫としては微妙な写真やら、おもーい「家族」というメッセージに、見てみたいやら見たくないやらだろうね。
わかるわー(苦笑)
それにしても、suDacHiのおじい様は若いね。
うちのおじいちゃんは生きてたら100歳のはず。
うんうん、元気が何よりです。
by: chiitaro | 2007.11.15 10:10 | URL | edit

+ 11月のキロさん

そうそう、血筋ですよ、多分。
おじいちゃんには負けますよ。
戦地になんて、昔はスケールが違います...

+ naoki さん

ほんと、本人は面白いと思う。
振り返ってしかも本になったら!
naokiさんもだいぶ面白い本が書けそうな気がしますよ(笑

+Johnnyさん

書きたいよねー82歳で。
あの頃の深センは、、、っていう話が
相当レアなネタになってそうで楽しみ。

+chiitaro

すごいよ、じいちゃん。
自己満足なんだけど(笑)最高の自己満足。
これはやってみたいよ。
孫としては読みたいようなそうでもないような。。。^^;

じいちゃん若いかな?
50歳のときに初孫の私が生まれてる。
まぁ、最近の感覚で言ったら相当若いね。
まだまだ長生きしてもらわんと!
by: suDacHi | 2007.11.15 14:24 | URL | edit
じいちゃんの人生も読んでるとすごいけど!
suDacHiの人生もかなりすごいです!!

それこそ『自分史』書けるね☆
行動力のあるsuDacHiの人生!
勇気のないわたしには羨ましいことばかりです☆
My lifeは平々凡々だかんね(笑)
by: | 2007.12.11 22:14 | URL | edit












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