そだてる 暮らす 香港ノート
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おでかけ

Yahooのトピックスにはめったに登場しない”岐阜”の文字。
ぱっと目を引いたのだけど、それはまたしてもこんな記事でした。


幼い頃、「岐阜まで買い物に行こうか」というのは我が家の中で何より立派な「おでかけ」だった。

おでかけの日、お母さんはいつもとはちょっとだけ違うカーディガンを羽織ったり、めずらしくスカートをはいたりした。
私と妹も自分なりのお気に入りの服をひっぱってきてそれなりにお洒落したつもりで出かけた。
お父さんは運転手。でもどこかでもらった新岐阜百貨店の商品券はちゃ-んと準備してくれて。

近くのデパートとは違って、百貨店は高級なイメージがした。
ひと休みに入る5階の喫茶店も、そこにでてくる絞りたての濃いオレンジジュースも。

中高生の私達には駅前のPARCOが何よりのお洒落スポットだった。
ユニーじゃなく、PARCOでお買い物することはその当時のクラスメイトたちの中ではちょっとしたステイタスみたいな。

岐阜市内の大きな商店街、柳ヶ瀬通り。
ここにくるときまってお父さんが自分が若かりし頃の思い出話を始めたりした。
「あの頃とは変わったなぁ」「このあたりはいっしょやなー」そう懐かしんでいたのを思い出す。


私が30歳になるという今年。
岐阜市内を走る赤電は廃線となり、新岐阜百貨店は閉店が決まり、そうして岐阜PARCOも消えてしまうこととなった。


それだけ人が利用しなくなってしまった理由もわからなくもない。
完全車社会の岐阜では郊外型の大きなショッピングモールが相次いで建設されて
そちらのほうが品揃えも、交通の便も、いろんな意味で駅前商店街よりまさってしまった。
私がたまに帰省するたびに新しいモールは増えていて、母や妹も私をそこに連れて行ってくれるようになった。


ただ、あぁこうやって時代は移り変わり、それは仕方のないことだけど
ちょっとさみしいことでもあって、おじいちゃん達が昔のままを保つことに意固地なまでにこだわる気持ちが
30歳にして初めてぴぴっと新しい神経に触れるように感じてしまった。


郊外のモールは便利で目新しくてわるくない。

でももうお母さんはおめかししたりしないし、
立派な箱に入った商品券をうやうやしく出してくることもない。


私があのときのお母さんに、彼がお父さんになったとき、
子供たちはあの「おでかけ」の気持ちを感じることができるのかな。







Thema:VISA - genre:海外情報

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