そだてる 暮らす 香港ノート
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さらば上環

18ctns。

この一週間で我が家の小さな一室に積みあがった段ボール箱の数。
3年半前。彼がひとりこの家を決めて入居したときはスーツケースひとつでした。


私が初めてこの家を訪れたのは彼が越して間もない頃。

到着した夜の上環は蒸し暑く、こんなところから入っていくの?というような路地に面した小さな階段を駆け上がり、
薄暗くて何もない事務所のような一室に通されたとき、
彼は「いい部屋でしょ?」といったような顔をしていたけれど
私は正直、ずいぶん異国にきちゃったもんだ…と驚いたことを思い出す。

あれから毎日毎日寝ても覚めても掃除して
台所も洗面所もとにかく磨いて磨いて
当初はゴキブリがでてきたり、その後はヤモリがでてきたり、
中国に行ったきりの彼をひとり待つ夜にやってきた珍客は数知れず。

結婚までをすごしたこの部屋も、2人で一枚一枚張った床も、
見渡せば溺れそうなほどの思い出に囲まれたこの家を離れるのはとてもさみしい。
でも、4年目の2人暮らしには手狭になってきたこともあり
そろそろ意を決して我らはここを卒業することに決めました。

引越し前夜、荷物をまとめながらビールで乾杯。
今夜がこの家ですごす最後の夜。
うそみたいで実感がなく、こんなにかわいがってあげたこの家を置き去りにして
自分たちだけ気持ちのいいところへ行くのが不憫な思いで(笑)
なんだかとても名残惜しい気持ち。

初めて住んだ2人の家だから。と最初で最後の玄関前記念撮影。
聞き慣れたガタガタのエレベーターの音や、ビルを下りたところの街の喧騒をひとしきり記憶するようにカメラにおさめた。

4:00AM。すべてのパッキングがようやく完了。

家具のほとんどがこの部屋のものだったので
片付けたわりには意外と違和感のないこの部屋ともあと数時間でお別れ。


奥の4畳半ほどの一室につみあがったダンボールの山を見上げ
街の夜景をもう一度ゆっくり眺めてベッドに入ったけれど
なんだかなかなか寝つけられなかった最後の夜。



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この窓からの風景。
ビルしかみえないけれどそれぞれの家にそれぞれの暮らしがあった。
子供がいつもはしゃいでる家、オフィスラブな隣の事務所。


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時期になると突然、上海蟹屋が増える裏通り。

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いまだ、何につかえばいいのかわからない、、、
我が家に異臭を発し続けた階下の乾物屋さん。


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威勢のいいおばちゃんたちが経営する角の八百屋さん。
ずいぶんと重宝してました。


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中にあんずジャムのはいった”JAPANESEパン”。
名の由来は知れぬものの、朝の焼きたてはとろとろ絶品。

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きっと見かけたらこれからも反応してしまう、我らが5番バス。

70.jpg


一番お世話になりました。
数あるチャーツァンティンのNo.1 !我が家のダイニング、常満食堂。


引っ越すということは街を離れるということ。

暑くて騒々しくて人が多くて空気がわるくておまけに干物臭くて。
出たい出たいといい続けてきた上環だったけど
こうしてみると我らも立派な上環住民だったと思う。


さらば、上環。


離れて気づく「これってもしかして恋?」みたいに(笑)
いつのまにか結構好きになってたな。










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