そだてる 暮らす 香港ノート
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クリック

2週間前の彼のクリックが始まりだった。
最近の毎日も。私がまたここを再開しようと腰を上げたのも。


2週間前の土曜日。
一通のメールを彼が1クリック。下書きフォルダから紙飛行機を飛ばした。

ずーっと迷っていた転職の意思を思い切って社長のもとへと送信してみたのだ。

ちょっとだけ気持ちがすーっとしてきたね。
そう、穏やかな、でも何かが動き始める予感のもとに
ぼんやりしていた土曜の午後。

彼のケータイが鳴った。

「今、ジョーダンってとこにいるんだ。今から会えるかな?」

それは彼の札幌時代のなつかしい友人から。
中国大陸への旅の途中、香港に立ち寄ったと突然の連絡。
思いもよらないお客様に、まったりな午後を片付けて慌ててお出迎えをした。

1時間後、彼は真っ黒な顔に大きなバックパックを背負って、
そうして同じような格好をしたもうひとりの友人といっしょに上環へとやってきた。
午後にも広州へ向う予定だという彼らに我が家での滞在を勧めると
それは願ったりかなったりだと快く引き受けてくれた。

そうして我が家に突然訪れた2人の旅人。

中国・香港・転職・ビジネス・・・

そんな螺旋の中に閉じ込められていた私達の足元に
自由にまっすぐ行き先だけを見つめている彼らが
つーっと新鮮な新しい水を送り込んでくれるような気がした。


12.jpg


久しぶりにゆっくり話をした。
久しぶりに遠くをみた。

香港を散歩して、夜は公園に出かけた。

彼はひさしぶりに心がほどけているようにみえた。
私もひさしぶりに自分が旅の途中だということに気がついた。


13.jpg



日曜日。

近所の埠頭で行き交う船を眺めてぼんやりし、夕暮れには赤柱にて西日が沈む海を眺めてぼんやりした。

二人が来てくれて本当によかったよ。
なんだか何かが動き始めた気がするんだ。

そう、話した。

夜は九龍に渡り香港島の夜景を眺めてぼんやりした。

とても長い長い週末を終えようと家路へ向い始めた私達3人。すれ違う人々。
その中に紛れてとんでもない人が現れた。

「おーっ!!!」 突然歩道のど真ん中で抱き合う彼とヒッピーみたいな男性。

その男性は彼が香港へ来ることになった最初のきっかけ、彼の人生に大きく影響を与えた恩人、Stingだった。

10年前、彼が大陸の旅の途中に出会ったひとりの香港人。
彼を訪ねて香港へやってきたことから、彼の香港人生は幕を開けた。
彼といっしょに寿司屋をやったり、彼に住まいも何もかも世話してもらったり、
すべては彼のおかげで今の暮らしがあるといっても過言ではない人。

数年前にお店をたたんで再び大陸の旅に出ると聞いてから
どこへ行ったのか、何をしているのか、連絡がとれなくなっていた。

彼はお酒を飲むとき、よくStingの話をした。彼にもう一度会えるかな、そういつも話していた。

そんな彼が前から突然歩いてきて私たちの目の前に現れたのだ。

それはもう本当に本当にびっくりした。運命だなんて本気で思った。
私達の人生が新しい一歩を踏み出したことを感じずにはいられなかった。

Stingは1週間ほど前に大陸より香港へ戻ってきたばかりで、
仮宿の宿泊先へ戻る途中チムサーチョイを通りかかった。
私たちも旅人2人がいなければ、決して夜景など見に来ないはずのその場所をその日は偶然通りかかったのだった。

5人になった私達はいっしょに食事をし、MartinのBarでお酒を飲んだ。

突然の友人の来訪、念願の恩人との再会。
思いがけず仲間が集まった彼の心はすごく開放されていて私までなんだかうれしくなった。


1クリックから始まった長い長い週末。

職を変わることがいい結果かどうかはわからない。
正直何も決まっていないし始まっていない。

でもなんだかよかった。

私達はまだ旅の途中だし、まっすぐ素直な勢いで進んでみてもいいかもしれない。

つーっと足元に流れ込んだ水は、溜まって生温くなっていた私達の日常に、
細く、でも新しい水流をつくってくれたような気がした。









*おまけ

劇的な再会に心躍らせながら0時を回ったころTAXIで家路につくと、
前から歩いてくるのはまたしても彼の友人!
アジア圏でがんばっている音楽人なその友人。
我が家にやってきた旅人君が敬愛するグループのひとりだった。

自らも札幌にて音楽人な旅人君が実はデモテープさえも送ったことがあるというその彼との偶然の対面。

この週末で運命を感じていたのは旅人2人も例外ではなく。

コンビニの前で名刺交換。

絶対札幌に招待するよ!

旅人君も運命の対面に心躍らずにはいられないようで。




長い長い、本当に不思議な週末だった。
とてもとても素敵な週末だった。























  c:5   t:0   [life]
珍しい偶然が重なり合って思いがけない出会いが立て続けに発生したのですね。まさにシンクロニシティだ。これが映画だと「そんなうまい具合に偶然が重なるもんか」と思ってしまうのですが、現実に起こっちゃうんですねぇ。

転職が…ゴニョゴニョ、と何やら書かれていますが はじめの第一歩としては気分の良い予兆のよう?
by: 11月のキロ | 2005.06.09 07:36 | URL | edit
またもや「とーくまーでー たーびーすーるーこーいびとにー」と頭をかけめぐったよ。
気持ちと出会いと見事にマッチングして、ひたすら香港の夜景がきれいだったことと思うな。
suDacHi夫婦だからこそな夜だったように思います。
by: sakuriki | 2005.06.09 08:12 | URL | edit
転職ですか。。。
長い人生、それもいいじゃないですか。
私は思います。

何が始まりで何が終わりか分からないのが、人生デス。

流れていくから人生が続くのです。
二人で話し合って、力を合わせて、頑張って。
by: cLover | 2005.06.09 20:13 | URL | edit
そういえば、この間うちらとも遭遇したね。偶然。

ところで、こんな所ではかけませんが我が家も動き始めましたよ。
詳しくは定例会にて。
by: Johnny | 2005.06.09 21:03 | URL | edit
> 11月のキロさん

本当に映画みたいな一日でした。
仕掛けがいっぱいの。最後にオチまでついて。
TAXI降りたら友達が歩いてきたときはちょとぞっとしましたよー(笑)

> sakuちゃん

はい、またオザケン連れて旅に出てしまいました(笑)
離れた土地での暮らしはどうしても夫婦2人旅って感じになって
それはとってもいいことだと思ってるし、でもときにはいろんな流れに会いたいなと思うこともある。

この週末は久しぶりに流れがつーっとやってきて
ひさしぶりに「とーおーくまーで たーびーすーるー」歌っちゃいました♪

>cLover

cLover、こちらも舵を切るときがちょっときた感じよ。
思い切って方向を定めるまでの勇気って大変なことだけど
舵を廻しはじめたときの感覚もわるくないよね。

そうそう、長い人生ですから。波もたまにはあってもいい!
話し合って、力をあわせて。うんうん。
それ、大事だね。

> Johnny さん

そう!あのときに始まったと思ったの。ほんとに!
あの日私達が偶然あったときもね、ちょうど2人の話をしてたの。
2人の話というか、その前に人に会ってて、その話の延長線上に2人のことなんかも浮かべながら
いろいろ構想しながら歩いてた。

そしたら目の前からいきなり歩いてきて、あれもちょーびっくりしたんだよ、私達!
な、なんで今ここにいるの???って。

しかも初めて行こうと思ったラーメン横丁から、君達2人も出てきたところというから、これにもびっくり。(笑)

何?これ?どっきり?以上です、キャップ?

そんな週末の次がこんなんで、私達も最近わくわくしています。

続きは定例会にて!
by: suDacHi | 2005.06.11 12:21 | URL | edit












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